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幼虫から蝶へ

2010/06/12
幼虫から 「さなぎ」 へ。
「さなぎ」 から蝶へ。

人は精神的に成長する時、必ず 「さなぎ」 を経ているはず。
でも他人からは、言動に表れる変化しか分からない。
まるで、幼虫からいきなり蝶になったように見えるかも知れない。

河合隼雄先生の著書 「 無意識の構造 」 の一節に、
私の 「さなぎ」 体験がそのまま載っていて、
自分のやってきたこと(精神世界の探究)に確信を深めた。
心を物理的なエネルギーに例えること。
私も全く同じことを考えていた、というより 「経験」 していた。
以下、抜粋して要約する。

 心的エネルギーが無意識から意識へと向かう時をエネルギーの進行、
 逆に意識より無意識へと向かう時を退行と呼んでいる。
 心的エネルギーの退行によって、神経症的な症状が生じる。
 しかしユングは、退行には病的でないものもあると考えた。
 創造的な心的過程には退行が必要である、と考えたのである。

 すべて創造的なものには、相反するものの統合が何らかの形で認められる。
 まず心の中に定立するものがあり、それに対して反定立するものが存在する。
 片方を抑圧してしまえば簡単な解決が得られるが、それは創造的とはいえない。
 そこで、自我はその両方に関与していこうと努力すると、
 どちらにも傾けないので、一種の停止状態に陥ってしまう。
 ここで、自我を働かせていた心的エネルギーは退行を起こし、
 無意識内へと帰っていくことになる。

 このような退行状態になると、外見的にはただぼんやりとしているだけだったり、
 幼児的なばかげた行動をしたりする。ぶらぶらとしたり、イライラしたり。
 しかし、無意識内においては仕事が行われていて、
 自我のそれまでの働きと無意識の働きとが統合され、
 定立と反定立を超えた、統合的なシンボルが顕現されてくる。
 それは創造的な内容を持ち、それに伴われて心的エネルギーは進行を開始し、
 自我は新たなエネルギーを得て活動することになる。


ここに時間がかかるのは、何らかの物理的変化が起こるからだと思う。
新しいニューロンネットワークの形成とかいう話である。
それが終わらないうちに無意識の世界から外に出るのは、とても危険だと感じる。
自然に 「さなぎ」 から蝶になるように、その時を静かに待つべきだと思う。

私は、ブログからも読みとれるように、最近ようやく外側に意識が向いてきた。
人とたくさん喋りたいと思うし、現実的なワクワク感を取り戻せてきた。
まるで、空っぽだった心の中に、ひとつの太陽が現れたような感覚。
いや、太陽は常にそこにあったのに、今まで雲が遮っていたんだという感覚。
これが 「統合的なシンボル」 だと感じる。暖かくて優しくて、いつまでも輝き続ける。

蝶になれるかどうかは、これからの私次第である。
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08:40 thinking | コメント(0) | トラックバック(0)
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