バンクーバーの光と影
2010/11/26
これまで楽しいことばかり書きましたが、問題点も書きます。
楽しいことを書くのは簡単ですが、問題点を書くのは難しいです。
バンクーバーは「世界で最も住みやすい都市」とされており、
様々な人種や文化の人々が暮らしている「移民の街」ですが、
様々な生活水準の人々が暮らしている「光と影の街」でもありました。
都会的なダウンタウンを中心に、西側と東側の格差が激しく、
西に行けばまるでリゾート地のような美観地区が広がりますが、
東に行けばドラッグが蔓延しているスラム街になっています。
カナダは寒いので、冬になると温暖なバンクーバーに集まるらしい。
この格差についてはドキュメンタリー番組も製作されたのだそう。
両エリアは、歩いて数十分で往来できる隣接した立地になっています。
現地の人たちによると、お互い見えているのに見ていないそうです。
お互い生活圏が交錯しているのに、空気のように関わりが無いのだとか。
物理的な棲み分けよりも、心理的な棲み分けを顕著に感じました。
西の人たちは、東の人たちにむやみに金銭を与えることは、
アルコールやドラッグの使用を推奨することに繋がると考えています。
西の人たちの中には、食糧や衣服の無料支給を行う人もいます。
お世話になったホストファミリーも、教会でチャリティーを行っていました。
様々な人たちが共存しているにもかかわらず、争いや排除のない不思議な街。
思うに、移民の街なので、皆が何らかの目的を持って住んでいるのです。
そんな徹底した個人主義なところが大人で、洗練されてるなと感じました。
結局、光と影の両方が存在することが自然で、人間らしいことであり、
ある人にとっての影は別の人から見ると光かも知れないし、逆もある。
自分の好き嫌いを明確に理解していることを大前提として、
異なる価値観を認め合い、お互いが肯定し合える方法を探すことが、
難しいけれど尊い生き方なのかな?と感じられました。
肯定を探すための否定はエキサイティングですが、
否定のための否定からは何も生まれないと思っています。
楽しいことを書くのは簡単ですが、問題点を書くのは難しいです。
バンクーバーは「世界で最も住みやすい都市」とされており、
様々な人種や文化の人々が暮らしている「移民の街」ですが、
様々な生活水準の人々が暮らしている「光と影の街」でもありました。
都会的なダウンタウンを中心に、西側と東側の格差が激しく、
西に行けばまるでリゾート地のような美観地区が広がりますが、
東に行けばドラッグが蔓延しているスラム街になっています。
カナダは寒いので、冬になると温暖なバンクーバーに集まるらしい。
この格差についてはドキュメンタリー番組も製作されたのだそう。
両エリアは、歩いて数十分で往来できる隣接した立地になっています。
現地の人たちによると、お互い見えているのに見ていないそうです。
お互い生活圏が交錯しているのに、空気のように関わりが無いのだとか。
物理的な棲み分けよりも、心理的な棲み分けを顕著に感じました。
西の人たちは、東の人たちにむやみに金銭を与えることは、
アルコールやドラッグの使用を推奨することに繋がると考えています。
西の人たちの中には、食糧や衣服の無料支給を行う人もいます。
お世話になったホストファミリーも、教会でチャリティーを行っていました。
様々な人たちが共存しているにもかかわらず、争いや排除のない不思議な街。
思うに、移民の街なので、皆が何らかの目的を持って住んでいるのです。
そんな徹底した個人主義なところが大人で、洗練されてるなと感じました。
結局、光と影の両方が存在することが自然で、人間らしいことであり、
ある人にとっての影は別の人から見ると光かも知れないし、逆もある。
自分の好き嫌いを明確に理解していることを大前提として、
異なる価値観を認め合い、お互いが肯定し合える方法を探すことが、
難しいけれど尊い生き方なのかな?と感じられました。
肯定を探すための否定はエキサイティングですが、
否定のための否定からは何も生まれないと思っています。
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帰国後読んだ「1万円の世界地図/佐藤拓」は、カナダに限らず、世界各国の都市と住み易さをいろいろな面で分析してて、統計がメインの本なのに読みやすく面白かったな。おススメです。
住み易さって、人によって物差しが違うから面白いよねー。
その本、良さそう!
同著者の『データ比較「住みにくい県」には理由がある』ってのも気になる!
これから、どんどん人が混ざり合っていく世界になるのかなぁー?
そんな変化を楽しんでいきたいね^^♪