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倚りかからず

2008/03/12
倚りかからず (ちくま文庫 い 32-2)倚りかからず (ちくま文庫 い 32-2)
(2007/04)
茨木 のり子

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10分で読める詩集です。ちょっと変わり者の先輩が貸してくれました。
「よる」の漢字が「寄る」でなく「倚る」になってることから、
この一冊が寂しがり屋な本なのかな?って想像されます。

簡単で短い言葉を並べてて、内容も比喩の多い日記のようで、私が書く方法に似てます。
これといって衝撃的な詩はありませんでしたが、
晩年を生きた女性の鋭い感性や、若者へのメッセージが優しく伝わります。

詩とは「生る(なる)」ものだ、と作者は表現している。木の実が生るように。
タイトルの詩「倚りかからず」は、40年余りかけて生ったのだという。
時間を掛けるほど、詩は深みを増して複雑になり、しかし用いる言葉は簡潔になっていくだろう。
文章とは、そういうものだと、私も思う。

 ・*:・.。゜・*:・.。゜・*:・.。゜・*:・.。゜・*:・.。゜・*:・.。゜・*:・.。゜・*:・.。゜・*:・

            倚りかからず

     もはや
     できあいの思想には倚りかかりたくない
     もはや
     できあいの宗教には倚りかかりたくない
     もはや
     できあいの学問には倚りかかりたくない
     もはや
     いかなる権威にも倚りかかりたくはない
     ながく生きて
     心底学んだのはそれぐらい
     じぶんの耳目
     じぶんの二本足のみで立っていて
     なに不都合のことやある

     倚りかかるとすれば
     それは
     椅子の背もたれだけ


終着点の最後三行に、何かしっくりこない感じがする・・・
ここは自分らしい言葉で置き換えたくなるけど、人生掛けてゆっくり探していこう。
私の三行を。
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